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1997-05-12
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1KB
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22 lines
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敵を知らずして敵を潰せるか、ってね。何のために俺が民間人ぽい恰好してきたと思うんだ?
俺はブラブラと歩き出したはいいが、こういう所って、男一人って目立つなぁ。……なんて考えた時だった。
「あの……、あなた……もしかしてトオルじゃない?」
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うおぉう! 俺の本名バラすない!(冴えないから嫌いなんだよ)
ギョギョッと振り返る俺。
「あっ、やっぱり! 久しぶり、アタシのこと覚えてる?」
そこにいたのは俺好みの姉さんタイプの女の子。見覚えは、あった。俺が中学の時にクラスが一緒だったマサミだ。
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覚えているも何も……。物静かな品のあるお嬢さんってカンジのマサミは、クラスじゃ決して目立つ方ではなかったが、俺はその楚々たるところに惚れていた。が、クラスじゃウルサイで名の通っていた俺は、どうしても告白できずに、結局中学を卒業。それっきりである。……んー、淡い俺の青春ってヤツ。
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「お、おお。久しぶり。元気そうだな。なんだ、一人か?」
「そう。気分転換に来たんだけど、こんな所で一人でいると、ホント冴えないね」
俺と同じことを言ってやがる。……何をお探しですか……か。あながち嘘でもないな。
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それにしても、作戦の途中なんだよなぁ。さて、どうするか。
選択肢
①そんなこと、どうでもいいか。
②「良かったら、一緒に遊ばない?」